教師・実技資格の仕組み

英国政府機関が認証するISTD「教師資格」および「実技資格」は
下記のように構成されています。
英国では以下のような厳正なシステムが1930年頃より採用されています。
英国ISTDチェケッティ・メソッド「教師資格」の仕組み
現在、日本で取得できる英国ISTDチェケッティ・メソッド教師資格には下記の4レベルがあります。
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教師資格の称号 略称 教師資格のレベル 受験に必須となる実技資格

Fellowship
フェローシップ

博士号
FISTD ・英国ISTDが授与する教師資格の最高レベル。欧州で大学博士号や特別研究員の地位を表す称号。
・チェケッティ・メソッド指導歴8年以上の教師が受験できる。
・試験官のトレーニングを受けることができる資格。
・合格者はチェケッティ・メソッドの全てを指導する力があると認められる。
・教師資格「Licentiate」を取得済であること。
・実技資格「Advanced 2」を取得済であること。
・実技資格「Enrico Cecchetti Final Diploma」取得済である必要はないが、試験内容にその一部が含まれる。
Licentiate
ライセンシエイト
修士号
LISTD ・教師資格における上から2番目の資格。欧州で学位を持ち大学に認可された開業有資格者を意味する称号である。
・チェケッティ・メソッド指導歴5年以上の教師が受験できる。
・教師資格の受験者を指導するチューターとして認められる。
・教師資格「Associate Diploma」を取得済であること。
・実技資格「Advanced 1」を取得済であること。
・実技資格「Intermediate」を取得済であること。
Associate Diploma
アソシエイト・
ディプロマ
学士号
AISTD
(Dip)
・教師資格における上から3番目の資格。
・チェケッティ・メソッド指導歴3年以上の教師が受験できる。
・教師資格「Associate」を取得済であること。
・実技資格「Advanced 1」を取得済であること。
・実技資格「Intermediate」を取得済であること。
Associate
アソシエイト
AISTD ・教師資格における初段の資格。合格すると英国ISTD会員になり、教師登録する事ができる。
・合格者は生徒を英国ISTD試験にエントリーさせることが可能になる。
・実技資格「Intermediate」を取得済であること。
・実技資格「Advanced 1」取得済である必要はないが、試験内容にその一部が含まれる。
「教師資格」受験に必須となる英国ISTDチェケッティ・メソッド「実技資格」の仕組み
英国ISTDチェケッティ・メソッド実技資格の上位4レベルは下記のとおりです。
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実技資格の名称 レベルや内容 関連する教師資格

Enrico Cecchetti Final Diploma

・世界の一流バレエ団のプリンシパル/ソリストレベル。
・英国ISTDが授与する実技試験の最高レベル。
・必須ではないが、教師資格「Fellowship」の受験に有利。
Advanced 2

・世界の一流バレエ団のコール・ド・バレエ(群舞)レベル。

・世界の一流バレエ学校の最終学年レベル。
・教師資格「Fellowship」の受験に必須。
Advanced 1 ・世界の一流バレエ学校アッパー・スクール・レベル。
・チェケッティ自身が作ったプロ用オリジナル・エクササイズはAdvanced 1以上に多く含まれる。
・教師資格「Licentiate」の受験に必須。
・必須ではないが、教師資格「Associate Diploma」及び「Associate」の受験に有利。
Intermediate ・チェケッティ・メソッドを学ぶ中学生以上レベル。 ・すべての教師資格の受験に必須。